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夏の秘密

第6章 危険な保健医



勇助「先生、高野先生いますか?」

夏「…」


勇助の肩を借り
噂の保健室へ向かった夏
しばらく待っていると中から一人の男性
が姿を現した


勇助「(小声)彼は高野総一郎、色んな
意味で危ない奴だから気をつけろ」

夏「…うん」

総一郎「誰かと思ったら矢野か、お前が
来るなんて珍しいな」

勇助「俺じゃないです、こいつ」

夏「飯塚夏です…」

総一郎「新顔だね、じゃあ怪我見るから
そこ座って」

夏「はい、ありがとう勇助、もう大丈夫
だからお前は戻ってろ」

勇助「俺もいる」

夏「でも」

総一郎「矢野、お前は先帰れ、部外者は
いても邪魔だ」

勇助「部外者って…」

総一郎「ほらっ、帰った帰った」

勇助「あっちょっ…おい!!」

夏「…」


半ば強引に
保健室から追い出された勇助
勇助がいなくなり保健室には夏と総一郎
二人だけになった


総一郎「さっ、治療を始めよう、それで
今日はどうしたの?」

夏「足を捻ってしまって…」

総一郎「足を…ん?」

夏「…」


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