テキストサイズ

夏の秘密

第6章 危険な保健医



夏「あの…どうかしました?」

総一郎「…」

夏「先生?」


夏の足に触れたまま
固まってしまった総一郎
しばらくその状態のまま待っていると
総一郎は視線を上げ治療とは全く関係な
い肩や腕に
何故か触れてきた


夏「あっ…あの…」

総一郎「お前…まさか…」

夏「えっ…」

総一郎「女だな」

夏「!?」


バレてしまった
男じゃない事がバレた
でも何故?足や肩や腕を触っただけなの
に…


夏「な…」

総一郎「…」

夏「何言ってんだよ…俺は男だぞ?」

総一郎「ごまかしても無駄だ」

夏「ごまかしてなんか」

総一郎「男と女じゃ体つきが違うんだよ
お前は男じゃない、女だ」

夏「だから違っ…」

総一郎「…」

夏「なっ…何だよ…」

総一郎「どんな理由で男子校に入ったか
知らないけど…どうせは男目当てなんだ
ろう?」

夏「違う!!俺は痛っ…」

総一郎「おとなしくしてた方がいいよ?
女だってバラされたくないならね」

夏「!?」


ストーリーメニュー

TOPTOPへ