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夏の秘密

第7章 危険な薬



夏「ありがとうございました」

中川「夏美ちゃん、料理出来たよ」

夏「はい」


部活を休んでる間は
バイトをし店で兄の情報を集めた
しかし顔見知りだったり話した事はあっ
ても
今も連絡を取り合っている人は
一人もいなかった


夏「…はぁ」

中川「夏美ちゃん」

夏「あっ、すいません…ため息なんかつ
いて…」

中川「いいよ、それよりこれっ、掃除し
てたら見つけたんだ」

夏「写真?」

中川「残念ながら戸上さんの姿は写って
なかったけど…」

夏「でもこれがあれば聞きやすくなりま
す、ありがとうございます」


渡された数枚の写真
そのほとんどが知らない人だったが
その中に一人、夏が最近知り合った男性
が写っていた


夏「嘘っ…高野先生…」

中川「あっその人、晴の友達みたいで前
に一度、晴が連れてきたんだ」

夏「お兄ちゃんが?」

中川「どっかの高校の保健医って言って
たかな?」

夏「…」


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