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夏の秘密

第2章 いざ、男子高へ



私の名前は
飯塚夏(いいずかなつ)
小学生の時に両親が離婚し
それからは父と一つ上の兄と三人で暮ら
していた

そんなある日ある事件が起きる
それは…


夏「行方不明!?お兄ちゃんが?」

父「連絡は取れないし学校は勝手に辞め
てるみたいだし…晴の奴…」

夏「…」


夏の兄
飯塚晴(いいずかはる)
他県の男子校、全寮制に通っているはず
だが
最近になって突然、学校を辞めたらしく
連絡も全く取れない状況だった
事件や事故などに
巻き込まれていなければ
いいのだが…


夏「…お兄ちゃん」

父「夏」

夏「何?」

父「夏、男子校に潜入して晴の事を探し
てきてくれ!!」

夏「はぁ!?む…無理だって!!だって
私、女だよ!?」

父「大丈夫、夏なら男に見えるから」

夏「そういう問題じゃ…」

父「頼むよ」

夏「…」


父は一度
言い出したら聞かない性格
それに女が男子校に通うなんて事、絶対
出来るワケない
そう思い
引き受けたのだが…


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