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夏の秘密

第2章 いざ、男子高へ



担任「自己紹介して」

夏「飯塚夏です、よろしく」


絶対バレると思ったが
学校に夏が女だとバレる事はなく
今日から夏は男と偽り男子校に通う事に
なった


担任「飯塚は木田の隣な」

夏「はい」


夏の席は
窓際の一番後ろ
木田という男子の隣だった
しかしこの木田君、見た目からして少し
風変わりで…


夏「よろしく」

木田「木田風太、よろしく」


隣の席の男子
木田風太(きだふうた)
彼の髪形は驚くほど大きなアフロで
そのアフロのせいで目や顔のほとんどが
見えていなかった


夏「…」

風太「何」

夏「いや、別に…」

風太「…」


隣同士だったが
彼の驚きのヘアースタイルに
出来る限り彼とは関わらないようにしよ
うと思う夏だった
が…


夏「嘘…」

風太「新しいルームメイトって君か」

夏「…嘘でしょう」


授業を終え
寮に戻ってビックリ
まさかのルームメイトが隣の席の男子
ビックリアフロヘアーの木田風太
彼だった


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