夏の秘密
第7章 危険な薬
週末の日曜日
夏はメモに書かれていた人物を訪ねる為
出かける事にしたのだが…
夏「ちょっと!!」
総一郎「何か用事ですか?夏ちゃん」
夏「何なのよこれっ、こんな汚い字じゃ
読めないじゃん!!」
総一郎「だから言ったじゃん、一人じゃ
無理だって」
夏「うぅぅ…」
渡されたメモ
そこには確かに住所と名前が書かれてい
た
書かれていたが…
でもその字があまりにも下手、汚すぎて
一文字も読む事が出来なかった
総一郎「先生、今日は休みだけど?」
夏「…」
総一郎「あぁでも、一人で行くって言っ
てたよね」
夏「悪趣味!!」
総一郎「褒め言葉だね、ありがとう」
夏「…」
頼りたくない
お願いなんてしたくなかったが
この汚い、下手な字を読めるのは書いた
本人、総一郎だけで…
夏「…先生…お願いします…」
総一郎「仕方ないな~」
夏「最低教師…」
総一郎「あはは、準備するからちょっと
待ってて」