夏の秘密
第7章 危険な薬
総一郎「じゃあこれっ、約束の」
夏「…」
総一郎「心細かったら俺も」
夏「結構です」
総一郎「でも一人じゃ無理だと思うよ?
絶対」
夏「一人で行きますから」
総一郎「…素直じゃないんだから」
兄が行方不明になる直前
その前日に会っていた人の名前と住所が
書かれたメモを手に
夏は部屋へ
戻った
夏「…あれっ」
部屋に戻ると
何故か風太の姿はなかった
どこに行ったのか少し気になったが
その隙にシャワーを浴び何事もなかった
ように
布団に入り眠った夏
風太が部屋が戻って来たのは
夏が眠りについて、かなり時間が経った
後の事だった