夏の秘密
第3章 ルームメイト
風太「何してんの?早く入ったら」
夏「あっ…うん…」
風太「…」
夏「…」
全寮制で
二人一部屋だったが
夏のルームメイトは同じクラス隣の席の
ちょっと風変わりなアフロヘアー
木田風太だった
風太「これっ、寮の規則とか書いてある
からちゃんと読んどいて」
夏「ありがとう」
風太「…」
夏「何」
風太「…別に」
夏「…」
アフロヘアーで
顔の半分、目が隠れていた為
風太の表情を確認する事が出来ず感情が
全く
読めなかった
夏「すごい、大浴場があるのに部屋にも
シャワーが付いてるんだね」
風太「大浴場は使用時間が限られてるか
らね」
夏「そうなんだ」
普段は服で隠していたが
服を脱げば女である事は一目瞭然になる
その為、シャワーだけでも部屋に
完備されているのは
ありがたかった
風太「俺、今から風呂行くけど…」
夏「俺はいいや、まだ片付けとかあるし
今日はシャワーだけで」
風太「わかった」