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夏の秘密

第3章 ルームメイト



夏「行ったね…よし早く入らなきゃ」


風太が大浴場に行き
戻って来ないのを確認すると
夏は着替えを手に急いでシャワールーム
に入った


夏「5分は戻って来ないよね…」


いくら男でも
あの髪を洗うのだから
5分で戻って来るような事はないと5分
を目安に
ダッシュでシャワーを浴び
5分で上がった夏
でも…


夏「…うわっ!?」

風太「…」

夏「えっ…木田君だよね?」

風太「風太でいいよ、俺も夏って呼ぶか
ら」

夏「…うん、って言うか早いね」

風太「そう?」


5分で出た
5分でシャワーを済ませたのに
風太はそれより早く大浴場から戻って来
ていた
いくらなんでも早すぎ
でもそれ以上に驚いたのが風太の髪型だ
った


夏「髪、洗うとそうなるんだね」

風太「うん」

夏「さらさら…」

風太「…」


アフロはどこえやら
その面影は全くなくさらさらの髪の毛に
なっていた


風太「…」

夏「!?」


その時
初めて風太と目が合った夏
第一印象、その髪型から変わった人だな
って思っていたが
風太の瞳、顔立ちは普段アフロで隠して
いるのが勿体ないほど
綺麗だった


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