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私のH

第2章 二人目

(痴漢!?どの人?)

と周りを見渡すが分からなかった。


私は声をあげることも、

その場から動くことも出来ない。

満員電車で左右に少しずれるのが精一杯。

痴漢は、
声を出さない。
逃げない。
私を察知したのか、
次は手に少しだけ力を入れお尻を揉んだ。

(スカートしわくちゃになっちゃう…)

と思いながらも抵抗出来ず、
考えないように、
考えないように、
音楽に集中しようとしていた。

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