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俺が幸せにするから

第10章 実樹の隠し事

…松潤side…

松「ママ、楽しんでる?」

実「あっ、潤君!ありがとう、二人共すごく
楽しそう。あんな顔、初めて見るかも…」

そう言いながら、笑顔はどこか悲しそう。

松「ねぇママ…翔さんに何か隠してる事あるんじゃない?」

実「…えっ!…あっ…あの…」

松「翔さん、ママが隠し事しているって知ったら悲しむと思うよ」

悲しむ翔さんは、もう見たくない。

松「翔さんに話してみたら?」

実「だめだめ!!心配かけちゃうから、絶対に言えな……うっっ」

急に胸を押さえて苦しんだ。

松「マ…ママ?!翔さ…」

実「もう…大丈夫だから…ごめんね、潤君」

松「ママ……」

実「それにしても、二人本当に楽しそうだな。今までパパに遊んでもらった事ないから…あっ!!」

そう言うと口を閉じてしまった。

松「翔さんの事…好き?」

実「…うん…大好き。一人の男性として…」

ママは頬を赤くして下をむいた。



あっ!翔さんが気にしてる…ふふっ!
俺は翔さんしか興味ないから心配しないで!
何か…かわいい~。


俺……入る隙……ないみたい…。


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