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俺が幸せにするから

第16章 報告

あれっ?リーダー、何か静かだな・・・。
いつもの無口なリーダーか?
数時間前にもらったメール。
実樹との”出来事”は、いい気しないよなぁ。
一年以上実樹と付き合っているわけで、言ってしまえばリーダーが後から好きになったんだから、俺が罪悪感に思う事はないんだけど
何か…申し訳なく感じるな…。

相「リーダーどうした?飲んでないじゃん」

なんとお気楽な質問。
でもしゃ~ないか、事情知ってるの俺だけだから…。

大「何か翔君達見てたら、結婚もいいかなぁなんて…」

二「おっ、どうしたどうした?」

翔「リ…リーダー?」

大「亜矢位の子がいてもおかしくない年だもんな…俺」

全「・・・」

大「あっ、ゴメンゴメン、みんな引いちゃった?柄にもない事言っちゃったね。翔君がスタートしたっていうお祝いなのに、ゴメン」

松「何か、リーダーからそんな話しがでるなんて、ちょっとびっくりだね」

相「でも、リーダーだけじゃなく、そういう年齢になってきたんだよね、みんな」

二「そうだね。周りは子供と手を繋いで歩いてるもんな」

大「パパになったら、あんな可愛い寝顔毎日見られるんだぜ!」

相「亜矢、可愛かったもんな~。あんな可愛い寝顔毎日見られるなんて、翔ちゃんいいよなぁ」



・・・ってな感じで、珍しく結婚談義に花が咲いてしまい、俺のお祝いってーのはどこへやら・・・。

何回も言ってるけど、お祝いっていうのも、ちょっと早い気もするけどね。

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