乾いた空
第4章 四章
あれから……
まだ薄暗い明け方になってはお兄さんの意識がさめた時に一台の見回りのヘリがこちらを通る時に私は用意していた枝や葉を焚き火のなかに入れては火力と声を張り上げてSOSをした。
一度通り過ぎてしまったので絶望感でいっぱいになりながらも
"あんなことをした罰よ。"
と言う言葉が頭のなかをへばりつきながらも回っていて離れてくれない。
お兄さんは私達とは全く関係ないじゃない。
もう一度諦めずにヘリを待つしかなかったが、気持ちを奮い起こさせてはもっと炎を強くした。
今更だけど、
人、一人の命がかかっている。
太陽が上がってくると伴に空の色が次第に明るさを増してくるとは反対にお兄さんの意識は更に遠くなる。