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乾いた空

第4章 四章






私の彼女を見る目が変わり"仲間"という気持ちになり、初めて友達になってみたいと思った。


彼女となら、同じ苦しみを分かち合える。
何でも話せる存在になる。


私にとって救世主に見えた。


親が他界していないのも、親族や友達もいない独りなのも。心の奥では、愛に飢えてたまらないのに、甘えられない環境……自分がいる。


お互いを必要としたい、されたい。



せめて死ぬ前に"親友"と呼べる存在が欲しかったが夢を見ることしか出来ないと思っていた。




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