
乾いた空
第4章 四章
楽しい一年半が過ぎた頃。
いつも通り彼女と遊んだ後、電車乗ろうとした、
その時……
私は吐き気が酷くなり、目の前の指定席に座りたくなったが、既に人が座っていては皆サラリーマンのような人達でパソコンを広げたり、新聞を読んだりしていた。
皆、自分達のやっている事に夢中だった。
金曜日の夕方という事もあり、電車の中は混雑していた。
私はあまりの苦しさに思わず、しゃがみ込んでしまった。
冷や汗が頭から、顔、頬をつたってはポタポタと床に落ち、中にいるのも耐えられなくなり、あと2駅だったが、慌てて降りてはホームで落ち着くまでしゃがんでいた。
