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乾いた空

第4章 四章





すると……


「女のくせに飲み過ぎで吐くのかよ!
キタねぇ!」


通りすがりに男性の心無い声が聞こえてきた。
周りには私の姿はただの飲み過ぎにしか見えないんだ。と実感した。

酸っぱい胃液が口の中をいっぱいにする。

でも吐き気はあるのに、吐くことが出来ない。


苦しい……



苦しいよ………



誰か………



誰か………
助けて………









私はこのまま死ぬのかな………






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