乾いた空
第4章 四章
考え込んでは
「うん、
解った。でも体は大丈夫なの?
心配だよ。
しかも急でしょ。」
「大丈夫だよ。
発症したって言っても、今のところおでこのヘルペスだけだから。それ以上になる前に……ね?
時間が無いの。
最後にユウキと沢山思い出作りたくて……。」
何故か私は泣きながら言えた。
演技?
それもある。
でも、本当にユウキとは最後まで親友でいたかった。
ユウキは理解してくれた。
と言うより、自分のしたことが私に見られたことの後ろめたさがあったのだろう。
その後、
直ぐに別れては、待ち合わせ時間と持ち物を連絡した。
私は急いで登山着やささやかだけど、道具を買いに行った。
急だから、
ユウキもそうだろう。
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