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乾いた空

第4章 四章





まだ迷いがあるのだろうか、早く着いてしまうのを避けたい自分と、どうにでもなれと思う自分が入り交じっては混乱していたのだろう。


自分の行動がよく解らなくなっていた。

でも今日が本当に最後なんだと現場に近くなれば、なるほど実感が湧いてくる。

以前、
私はユウキの言い分を遮ってしまった。
最後の言い分を聞いてみよう。

私にとってはやっている事が事だけに、今更何を言っても言い訳にしか思っていなかった。


でも気持ちを聞いてみたいという思いも強かった。








考えているうちに現場に着いてしまった。


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