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乾いた空

第5章 五章ー1





でも、
その陽は何故か冷たく感じた。





精密検査を受けたらしく医師がユウキに病気のことを説明すると





「私がそんな汚い病気になる訳が無いじゃない。」





私の気持ちはまたズタズタに切り裂かれた。

謝って、警察へ行こうとしていた私の気持ちはガラリと変わり、全てがひっくり返った。

真から反省していないと言われれば、それはそうかも知れない。

何故なら、こんな一言で私の気持ちが意図も簡単に変わるからだ。

自分のなかで彼に心からの謝罪をしては病院を後にし、何処に行ったかは定かで無い。何処かで彼からもらったユウキの通帳をズタズタに破いては処分をし、私は………













私は私の最後を精一杯、十字架を背負って生きることにした。




空が真っ青でとても綺麗に見えたけど、涙を出し切った私には乾いた空に見えた。





終わり




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