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乾いた空

第5章 五章ー1






ユウキが生きていた。



ユウキが生きていたことに喜びと同時に安堵感が込み上げてきた。


影からユウキを見つめていた。


何が起こったのか、全く分からない感じで全ての質問に対してキョトンとした顔をしていたのと同時に疲れている感じだった。


一言謝りたかった。

謝って許される問題ではないと知っているけど、謝りたい。自己満足と言われようが。

一言謝って、
警察へ行こうと決めていた。



廊下の窓から、雲一つ無い真っ青な空から眩しく熱いぐらいの陽が差していた。



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