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乾いた空

第6章 五章ー2






寒い部屋の真ん中には……

目の前には布に被された大きなものがあった。


彼だ………


彼だわ………




震えが止まらない。

きっと、向こうの世界で会えたのは良いけれど、ユウキに全てを聞いているのね。

ごめんなさい。











恐る恐る、
布をめくる……



私は貴方に嘘をついては、貴方の大切な娘の命を奪ってしまった。
でも、そこには、
私の思いとは別に苦しんでいる顔の筈が、まるで何か楽しいことがあったかのように美しく微笑んで眠りについているような冷たくなった彼がいた。




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