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乾いた空

第2章 二章




掃除の時間、
端に置いた机を運んで並び終えては上を拭いていると



「なぁ、アイツって、何でも出来るけど、さっきの賞状貰ったときの顔見たかよ。」

「ああ、
あれは酷いな。」


「アイツいつも、あんなスカした態度だよな。かっこつけやがって!」


「まあまあ、
でも、少しぐらいは喜べよって、感じだよな。」


「だろっ!」


「シーっ!
聞こえるって。」


「別にかまいやしねーよ!」


やはり僕の態度は完璧では無く、駄目だった。



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