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乾いた空

第2章 二章




僕は昼間の空を授業意外見ることが無かった。


私立のエスカレーター式の学校で車での送り向かえは当たり前だったので、友達のいない僕は車から見る景色が全てだった。


授業でプールがあったり、日が暮れるのが遅かったり、車に乗るときや塾へ出入りするときのムワっとした蒸すような暑さを感じたから、今は夏なんだろう。


それに心無し、蝉の鳴き声も聞こえてくる。



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