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乾いた空

第2章 二章




でも
そんなキャラクターは家のなかでは一切通じることは無かった。


家での"完璧な人間"とは挨拶、礼儀作法、勿論勉強が出来ては経営学が出来れば完璧だった。


幼い僕は経営学が苦手だったので、寝る間も惜しんで勉強した。


同時に学力も上げることが鉄則だった。
学校が終わっては夜の11時まで塾へ行き塾でご飯を食べる。時にはその時間以上になることもあり、電車帰りでは危ないので、運転手が迎えに来てくれていた。

なので、
友達は誰1人いない状態だった。



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