テキストサイズ

乾いた空

第2章 二章




猫の名前は真っ白だったので、そのまま"シロ"と付けた。


シロは運転手に飼われて元気になっていったが、元々持病を持って産まれてきたのか、歩き方が少しおかしかった。

雨の日は車のなかでシロと三人で遊んだ。
この10分は1日のなかで、かけがえのない時間だった。




そして、
僕は"完璧な人間"から少し外れてしまっていたことに気が付かされる。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ