乾いた空
第2章 二章
とは言え、通常の学校は受験真っ只中で皆、殺気立って余裕が無く忙しい。
そんな時に合コンする学校は僕達と同じレベルの学校………もしくは……
「お前さぁ、
合コンする相手の学校大丈夫なのかよ。」
仲間の1人が心配そうに、もう1人に話しかけた。
「顔はランク高いけど、まぁ、レベルは気にすんな。息抜きだよ。息抜き!」
「顔がランク高くても学校底辺だろ。まぁ、遊びならいっか! 文句ねぇな。」
「お前は数合わせでも、たまには息抜きしろよな。」
仲間の1人が笑顔で僕の肩を軽く叩いく。
「こいつ、いつも勉強ばっかだもんな!
お前みたいな、*エクセ坊っちゃんは辛いよな。」
僕は苦笑いをしたフリをした。何も感じ無い僕にとって何も辛いことは無い。
*エクセ坊っちゃん=エクセレント級の坊っちゃん