乾いた空
第2章 二章
まして、
辛いのは、これからの時間、無理に皆に合わせたフリをすることの方が遥かに疲れる。
しかも、先生や母親以外の女性と話すのは初めてだ。
憂鬱な気分とダルさと緊張が入り交じる。
僕にとっては、なつかない気まぐれな猫を面倒みるようなものだ。
断らなかったことに酷く後悔をする。
なんて無駄な時間を過ごすのだろうと思った。
なんだかんだ会話をしながら、とある庶民ウケしそうなファミレスに着き、皆で奥の席に行くと、
そこには"顔だけの底辺女子"という女の子達が僕達と同じ人数3人いた。