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乾いた空

第2章 二章





「ねえ、大丈夫?」


ハッと、声の方向を見るとサキが心配そうに僕を見ては


「ねえ、
この人具合悪いみたいだから私丁度、バイトだし途中まで送っていくわ。」


「え~、
もう帰るの?
サキはバイトだから分かるけどね……
大丈夫?具合悪いからしょうがないよね。アタシ、チョイタイプだったんだけどなぁ~!残念~。」


双子の一人が名残惜しそうにしていたが、諦めたせいか「気を付けてね。」と言っては残り四人はまた再び盛り上がり、僕逹二人はその場で解散となった。

僕はあの狭苦しく、五月蝿く頭の痛いこもった部屋から脱出することが出来た。

本当に救われた。


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