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官能的大恋愛

第22章 生理前はヤキモキ

「おはようございまーす」

「おはようございまーす」

ナガタッチは颯爽と、現場のスタッフに挨拶をする。

「おはよう、今日はヨロシクね♪」

うわぁ~、めちゃくちゃ大人っぽいボインなお姉様。

若い子だと妬けるけど、年増な女はどこか安心する。

「宜しくお願いします」

「彼女が自慢の?」

監督さんが寄って来て、

「えぇ、僕の自慢の彼女のトシコッチです」

ナガタッチは私を紹介する。

「ど、どうも…」

私は頭を下げる。

「官能小説、書いてるんだって?」

「はい…」

「是非、読ませて貰いたいなぁ」

「本当ですか?!」

監督さんがそう言ってくれるから、私はスマホを出して、サイトを開いて見せた。

「えっ?ペンネームはnag?…Nagから盗んだんだね?」

「あっ、バレました?(笑)」

私は赤面。

「監督、実はトシコッチは僕のファンで、僕の映像を見ながら、僕をモデルに官能小説を書いてるそうで、僕、嬉しくって。出逢ってすぐに彼女にしちゃいました」

ナガタッチってば、もう私の話はいいってば。

自分でするから。

「すいませーん、Nagさん、こちらで着替え宜しくお願いしまーす!」

私は監督さんに、何となくあらすじを説明した。

「撮影後に、ゆっくり読ませて頂くね」

「はい」

「今日はゆっくり撮影現場で、堪能してってよ」

すると、アシスタントさんが言った。

「いつもの攻め派のNagさん、今日は攻められ役だからね。コスプレにも大注目」

えっ?コスプレ?!

確かに台本には、エロスな家庭教師~みたいな話だったような。

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