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官能的大恋愛

第8章 信じて貫く勇気…

なんて思っていたら、

「親近感がわく感じ?理想の彼氏、理想の旦那様ってのが、一応プロダクションの社長から言われてる俺のコンセプト。ヘタにいじれないってのもあるんだよねぇ」

ふぁ~っ!…やっぱり私の読みは的中だぁ。

「うんうん♪」

「だからトシコッチがぁ、俺をモデルに小説の中で描いた永津 翔は、ある意味ドンピシャだったりもすんのぉ」

「本当にぃ?!」

キャーッ!本物に、認められて嬉しい!

「チュッ♪…ねぇ今、聞こえた?…トシコッチに電話越しで、キスしたんだよ?」

私にだけ見せてくれるナガタッチは、意外とお茶目で可愛い男なのだと思った。

「トシコッチもして?…」

「マジ?」

すぐに要求するんだから。

「チュッ♪…聞こえた?」

「…はぁ~っ…早く会いてぇなぁ~…チクショ~ッ…」

本当に、計算したみたいにうまい事を言うな、コイツ。

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