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人生ゲーム

第3章 第一章




三好家に入る前は。
そこら辺の家庭より
不自由は、なかった。

涙とは、あたしが
6歳のときに出会った。
涙は、12歳、かな?

涙から聞いたら。
始めてあった時は。
あたし、服も髪もなにもかんもが
ぼろぼろだったんだってさ。

その時の記憶はこれだけかな。
涙がずっと。抱きしめながら。

「苦しかったね…
辛かったね…寂しかったね…
ごめんね、もっと早く
見つけてあげられなくて…
ほんとに、ごめんね…
でもこれからは、
うちと幸せになろうね…」

その日から涙との生活が始まった
慌ただしかった。
でも、すごく楽しかったの。
なんかね、ずっと笑ってた。


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