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背徳の雨

第2章 コワレタ、モノ



──嫌いだよ。──

優雨の言葉が
未だ脳裏に焼きつき離れない。
まだ私達は子供だ。
そう、所詮子供の恋。
でも私はただ彼がかっこいいからとか
そんな理由で
彼を好きになった訳じゃない。

私は彼を初めて見た時から
違和感を感じていた。
私以外の人は
生きているのか死んでいるのか
はっきり言ってわからない。
もしかしたらサイボーグかも知れない
そんな事、
皆一度は考えた事があると思う。
自分の肌をつねったら痛いと感じる。
でも他人の肌をつねっても
自分は痛みを感じない。
痛いと言われてもそれが本当なのか、
確かめる術もない。

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