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詳しい事情を聞くと…

お姉さんといとこたちに、ふざけて写真を撮られ、勝手に送られ…

ｵｰﾃﾞｨｼｮﾝに来ないかと連絡が来て、行かないつもりだったけど、お母さんがお小遣いくれるって言ったから、それにつられて行ったらしい。笑

で、受かっちゃった。

｢まだ俺、そんなに仕事ないけど、これから増えていくかもしれない｣

｢うん｣

｢もし仮に、有名になっちゃったら、ほとんど会えないかもしれない｣

｢…うん｣

｢それでも遥歌は、応援してくれるか？遥歌が嫌なら、今のうちに辞める｣

あたしは一瞬迷った。

和がやりたいことだから、応援してあげたい。

でも、和が有名になって、他の女の子にｷｬｰｷｬｰ言われて、あたしは会えないなんて…

耐えられるかな？



｢和がやりたいことなら、全力で応援するよ！｣

ちょっと嘘をついた。

｢ほんとか!?ありがとう♪｣

｢うん!!頑張ってね★｣