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約束

第5章 訪れた転機

遥歌…

遥歌…

はるかっ…

デビューなんかしたら、通うのも大変だし、恐らくひとりで引っ越すだろう。

しばらくは会えなくなるだろう。

やだよ、そんなの…

10何年も、一緒に過ごしてきたのに…

俺はいつの間にか、遥歌に電話をかけていた。

「遥歌?」

「うん。どした?」

「会って話がしたい。いま平気?」

「いいよ。いまから和ん家行くね」

遥歌はすぐに来た。

「久しぶり♪」

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