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約束

第5章 訪れた転機

「まともに会えるのは、今日が最後かもしれない」

「そうだね〜!会えなくなっちゃうなあ。でも、毎日メールするし♪返事来なくても、一方的にしちゃう★笑」

ほら、また嘘つく。
でもこれが、遥歌なりの、精いっぱいの別れの仕方なんだ。

急に、遥歌が一段と愛おしくなった。

でも最初から、こうするつもりだった。


「今日が最後だからさ、遥歌…」

俺は遥歌をベッドに押し倒した。

「抱いていい??」

遥歌は不安そうな瞳をしながらも、コクンと頷いた。

「大丈夫。優しくするから…」

そう言って、遥歌を優しく抱きしめた。

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