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約束

第8章 もう一度

いつも通りに起きて、いつも通りに出勤したある日。

「遥歌さん、ちょっと頼みたいんだけど」

婦長さんに頼まれ事をされた。

あたしは国立大卒で他の人よりキャリアがあるということで、大事な仕事を任せられることが多かった。

今回は、芸能人の患者さんだった。
かなり厳重警戒されている、病院の一番隅っこの個室へ配属された。

検査入院しているとのことで、極秘でとのことだ。

芸能人の患者さんは何度か経験していることなので、だいぶ慣れてきた。

入り口に立っている警備員さんに、証明書を見せ、頭を下げた。

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