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約束

第8章 もう一度

一瞬時が止まった。

夢じゃないかと疑った。

頬をつねると、痛い。

「うそ………」

「久しぶり…こんな所で再会するなんてな」

「ほんとだよ、まったく」

「何年振り?」

「7年ぐらいじゃない?和がこんなに有名になるなんて、思わなかったよ…」

「有名になって、って言ったの、遥歌じゃんww」

「え、そうだっけ?笑」

あたしたちはしばらく、他愛もない話をした。



「ま、とりあえず、ここにはあたしと院長以外来ないことになってるから、安心して」

「りょーかい」

「じゃ、また後で来るから」

そう言って、病室を後にした。

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