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迷路…俺の場合 (Ver.N)BL表現有

第4章 湖

「なんだよ

ほんとに
なんでもねーの?」



そう言って
ドアから
顔を出す
神島さんの目の前に立って
神島さんを
見下ろす




「あたりめーだろ

あんな
ガキんちょと
するかよ

いいから

入れ」





ちょっと
小声で話す
神島さんが

なんか

かわいい




「んじゃ

お邪魔しま~っす」





そう言って
玄関に入ると



神島さんが

靴を

履いていなかった





なんで





そんなに
焦ってんだよ


神島さん。





でもなんか・・・





うれしいじゃねーか。







中に入ると

相変わらず
愛想のない
マシロが立っていた



「わり~な~
マシロちゃん

邪魔しちゃってさぁ」



と、

頭をクシャクシャっと
やると

マシロは
俺を
軽く睨み返し




「いえ、別に

邪魔ではないので
構いませんけど

連休なのに
デートじゃないんですか?」



と言ってきやがった




「ほっとけ

お前こそ
男いねーのかよ」




って
おちょくると




「興味ないんで

そーゆーの」




そう言って

リビングへと
歩いて行ってしまった




ふ~~ん



興味ねぇのか





ほんとに
ねぇのか?





神島さんにも

興味ねぇのかよ



おまえ。








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