テキストサイズ

迷路…俺の場合 (Ver.N)BL表現有

第5章 ユウヤの場所

もちろん


そんなことを言っても

答えのない
神島さんを

そっとベットに寝かせて





俺は

半裸の神島さんの
隣に

寝そべった




携帯を取り出し



アドレスを開く




明日は・・・

どこに泊まろうか・・・






「・・ん・・」





寝がえりをうつ


神島さんの


寝顔




俺は

携帯から手を放し





神島さんの

頬に

そっと手を置いた





邪魔は・・しねーよ





そう
心の中で呟いて


その夜


俺は

初めて
神島さんの胸の中で
眠った




抱きしめられるのを好む
神島さんの腕の中で

今まで
眠ったことはなかった




いつも
俺が

抱きしめていた





いや・・・




抱きしめて欲しいと
神島さんが
思ってるなんて・・


勝手に
そう思ってたのは
俺だけかもしれない



俺が
神島さんを
抱きしめることで



ここにいてもいい
何かを


勝手に
手に入れたと

思ってたのかも
しれない。





心地よく
してやる

気持ちよく
してやる


感じさせて・・やる





そうやって


顔色を伺うことしか


できねぇんだ







俺は






いつまでたっても・・。










ストーリーメニュー

TOPTOPへ