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迷路…俺の場合 (Ver.N)BL表現有

第8章 鎧

「え?」



何言ってんの?

ユウヤさん




「神島さんとお前が
どーかなっても
かまわねぇって
言ってんだよ」




「あの・・・」




「なんだよ」




「ありえないので」




「はぁ?」






「男に興味ないって
言いましたよね?

だから
どーにかなるとか
あり得ないので」






「ふ〜ん…」





それから
ユウヤさんは

しばらく
黙りこくり


また

携帯を
いじりはじめた





なんで

私が神島さんと…





そんなこと





絶対あり得ないのに





「マシロ」




「はい」





「あんま、無理すんな」




「無理なんてしてません」






「してねーならいいけどな


俺には

無理してるよーにしか

見えねぇんだよ



お前は
背が低くて
カラダも細い


そんでもって


嫌かもしれねーけど

女だ。




重くて持てないもんくらい
無理すんな。


それで
ケガでもされたら

たまんねーから」







「すみません

・・・わかりました」





わかりました



そう言ったけど




無理しないと

やってけない




そう


心の中で

つぶやいていた


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