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迷路…俺の場合 (Ver.N)BL表現有

第8章 鎧

その夜



なかなか
泊まりに行く場所が
見つからず


俺は


もう誰もいなくなった
真っ暗な
スタジオの鍵をあけて
中に入った




仕事が
徹夜になることもあり

ココには
簡易なベットマットと
毛布くらいは
おいてある。



俺はまだ


部屋を借りては
いなかった。



控え室に
マットを
敷いて
毛布を取り出し

俺は
マットに横になり
目を閉じた



慣れた場所なのに

なんだか
息苦しい・・・



俺は
目を開けて
携帯のアラームを
早めにセットし





服を脱いだ





あぁ・・


落ち着く






素肌にすれる
毛布が・・


心地いい





何一つ

音の聞こえない

スタジオで





俺はなぜか





マシロのことを
考えながら



眠りに落ちていった




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