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迷路…俺の場合 (Ver.N)BL表現有

第8章 鎧



俺は


マシロと
俺の間にあった

コーラを
飲み干し



俺用に
準備してくれた
布団を持って



そっと

マシロに
近づいた






そして




小さくて

丸く



肩甲骨が

折れた翼のように
見える


マシロの背中を


俺は

そっと
抱きしめた





「そんなに

ガチガチに
チカラ入ってたら


軽くなんねーよ

マシロ」






そう言って


髪を
クシャっと
撫でると



ふ~~~



っと


マシロが
大きく息を吐いた










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