迷路…俺の場合 (Ver.N)BL表現有
第9章 鍵
静かに俺は
マシロの布団に入り
マシロの
細い肩に
手を滑らせてから
俺の胸元に
マシロの頭を
抱える
何も言わないマシロは
寝たふりを
しているんだろうか
いいよ
俺が
勝手にやってるだけ
お前が
甘えてる訳じゃねぇ
他の
女みたいに
お前が俺に
甘えてる
訳じゃねぇよ
安心しろ
マシロ。
「・・・寝てんのに
ごめんな
マシロ・・・
こうしてねーと
今日は
寝れそうにないから
ちっとだけ
我慢してくれな・・・
おやすみ
マシロ・・」
返事のない
マシロに
そう伝えて
俺とマシロは
深い眠りに落ちた