
迷路…俺の場合 (Ver.N)BL表現有
第10章 塚本
片付けが終わると
マシロは
俺のリクライニングの
ソファの側に
小さな椅子を
運んできた
手には
もちろん
俺の写真。
いつもより
黒い瞳が
大きく見えるのは
気のせいだろうか
「どの写真だ?」
「たとえば
これなんですけど・・
ピントは最初
どこに合わせてるんでしょうか」
「ん?
あ~これな・・」
煙草の嫌いな
マシロのために
煙草の火を消して
マシロの手から写真をもらい
空を指さした
「ここだ」
「ここ?こんなところ?」
マシロは
驚いた様子で
身を乗り出し
写真を見つめる
「それからカメラを
こう…動かして……
カシャン。」
エアーカメラで
マシロに説明すると
マシロは
無邪気な笑顔を見せた
あぁ…いいな
その顔
その瞳
写真撮ってやりてぇな。
お前には
こんな一面があるんだと
こんな笑顔が
似合うんだと
教えてやりたい
ふと
そんなことを
思った
マシロは
俺のリクライニングの
ソファの側に
小さな椅子を
運んできた
手には
もちろん
俺の写真。
いつもより
黒い瞳が
大きく見えるのは
気のせいだろうか
「どの写真だ?」
「たとえば
これなんですけど・・
ピントは最初
どこに合わせてるんでしょうか」
「ん?
あ~これな・・」
煙草の嫌いな
マシロのために
煙草の火を消して
マシロの手から写真をもらい
空を指さした
「ここだ」
「ここ?こんなところ?」
マシロは
驚いた様子で
身を乗り出し
写真を見つめる
「それからカメラを
こう…動かして……
カシャン。」
エアーカメラで
マシロに説明すると
マシロは
無邪気な笑顔を見せた
あぁ…いいな
その顔
その瞳
写真撮ってやりてぇな。
お前には
こんな一面があるんだと
こんな笑顔が
似合うんだと
教えてやりたい
ふと
そんなことを
思った
