迷路…俺の場合 (Ver.N)BL表現有
第11章 肉体の向こう側
俺が
布団の中に入り
背中から
マシロを抱きしめても
マシロは
何も言わず
少し
背中を丸くした
頬で
マシロの耳に触れると
マシロの耳が
熱くて
なんだか
愛おしく感じた
「ユウヤさん」
「ん?」
「あの…
ありがとう
ございました」
「あぁ…うん
…てか、何が?」
「私
一生こんなこと
しないかもしれないと
思っていたので…
だから
ありがとうございました」
一生?
あ…そーいえば…
「なぁ
お前…なんで
そんなことばっか言うんだ?
なんで…
女らしさを
そんな
拒否すんだよ・・・」