迷路…俺の場合 (Ver.N)BL表現有
第11章 肉体の向こう側
「神島さん・・・」
マシロは
神島さんの
名前を呼んだ
「・・・どした?」
「私は・・・
私は
神島さんを
好きになる資格を
与えられなかったのに
母は
塚本さんと・・・。
そう思うと
女性という
生きものを
うまく
受け入れられなく
なってきて・・・」
「あぁ」
マシロは
目を閉じて
俺の顎にふれた
「母は・・・・
多分今でも
塚本さんと・・・。
それが
嫌だっただけかも
しれない
神島さんを
これ以上好きに
ならないように
男みたいに
してるのかもしれない
私
よく・・わからないんです」
マシロは
少し
言葉を震わせていた