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迷路…俺の場合 (Ver.N)BL表現有

第12章 現実


マシロの様子が
気になる俺は

昼に
マシロを
近くのファミレスに
誘った



「なんでも
好きなもん、食えよ」



「・・はい・・」



マシロは
少し

痩せたような気がしていた



雇い始めたころから
比べると

Tシャツから覗く
鎖骨も

めくった袖から出ている
腕も


なんとなく


華奢になったように
みえる





「マシロ、何にすんだ?」




「・・・・・」



食欲がねーのか

メニューを見てる
ページは

軽くて
さっぱりしたものばかりだ



「大丈夫か?」



「あ、はい

大丈夫です
ちょっと・・胃の具合が
悪いだけで

元気なので


あ、あの・・冷やし中華で」





「そうか

わかった。

まぁ無理すんなよ?」





「はい」




俺が見ているからか

マシロは
冷やし中華を
残さず食べたけど


決して

調子が
よさそうではなかった

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