テキストサイズ

迷路…俺の場合 (Ver.N)BL表現有

第12章 現実

Side 神島




「で?ユウヤがどーしたって?」


マシロを送って
俺はママのところに
来ていた


「最中だったんだとさ」



明日の入り時間は
ゆっくりだし

まだ、ココの鍵を
持ってるまんまだったから。



「ふーん…」



「なんだよ

ふーんって」




「ほんとかな〜…と思って。」




「どーだかわかんねーけど

ママが考えてるみてーにさ

俺とだけ寝てた
なんてことは
ないんじゃねーかな…

ってさ

思ったんだよ。



ちょっとはさ


最中だったって
聞いたとき



凹んだけどさ(苦笑)」




そんな簡単に
吹っ切れてるわけじゃ
なかった


ユウヤが

俺とだけ
特別な関係持ってる
訳じゃねーと
ほのめかすたびに



俺が



そっぽ向かなきゃ
いけねぇって






もがいてんだよ






「ふ〜ん

島ちゃん
凹んだんだぁ」




今日は
もう客が引いていて

ママは
俺の隣で飲んでいる



客に
付き合わされたみたいで
既にほろ酔いなママは

なかなか

色っぽかった



ストーリーメニュー

TOPTOPへ