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迷路…俺の場合 (Ver.N)BL表現有

第13章 交錯する想い



「それも

・・・美味しそうですね」





「だろ?」





やっぱり
顔色の悪いマシロは

俺の目の前で
たまごスープで
作った
雑炊を食べている




「何入れても
ウマいんだぞ

水餃子入れても
すげーウマい」




「おいしそ・・・」




「今度やってやるよ」




「・・はい」




俺は
たまごスープに
うどんを入れて
食べていた




「そんな見るなよ(笑)

ちょっと
食うか?」




子供みたいに
うどんを
じ~~っと見て

お前は
やっちゃんレベルかっつーの




食うか?

と聞いてやると


笑いもせずに
いつもの顔で

コクコクと
二回もうなずいた




仕方ねぇなぁ~~~




って


ちょっと
嬉しかったりした





俺の食ってるもん
食うってゆーのも
うれしいが


マシロの食欲が
沸いてきてることが



うれしかった

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