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迷路…俺の場合 (Ver.N)BL表現有

第14章 ぷりん


翌日



「ユウヤ~っ」


「うぃ~っす」






「なぁ、ユウヤ」


「なんすか」






「あ、そうだ、ユウヤ」


「はい」






「ユウヤ、
それちょっと右だなぁ」


「こんくらいですか?」












「神島さんっ!!!」




「な、なんだよマシロ

気分・・悪いのか?」





「あたし。もう元気なんで
ユウヤさんにばかり
仕事まわさないで
もらえませんか?!」




クスッ(笑)




神島さんは
朝から俺の名前ばかり
呼んでいた


マシロの体調を
気にして
そうなってんだろーけど


ありゃ
マシロもやだろーよ(笑)


すっげー
不満そうな顔で
マシロが神島さんに
食ってかかった




「ほんとに

・・元気なのか?」




神島さんは
ちょっとかがんで
マシロの前髪を
手でどけて

マシロの目を
ジッと見つめた




すると
マシロは
顔をそむけて
神島さんの手も
払いのけ




「いい加減信じてください」




そう言って
ライティングを
直しはじめた




「なんか・・

・・嫌われたらしい
(苦笑)」



そう言って
神島さんが
参ったなって顔をした




嫌ってなんかねーよ



むしろ
逆じゃね?




言えねーけどさ


そんなこと。






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